6G→9Gbpsに! 10GbE NICで遅いならUEFIでPCIeリンク幅を固定しよう【イニシャルB】 - INTERNET Watch

沿って : Ilikephone / On : 31/08/2022

PCを変えたら10GbEが遅い?

 今年の初めにPCを新調したのだが、どうもそれ以来、有線の速度が遅い………。

 PCに装着しているNICは、ASUSの「XG-C100C」。マザーボードの2本目のPCIe 3.0 x16スロット(x4 mode)へ装着しているのだが、iPerf3を試しても、5~6Gbpsほどの速度で頭打ちになってしまう。

6G→9Gbpsに! 10GbE NICで遅いならUEFIでPCIeリンク幅を固定しよう【イニシャルB】 - INTERNET Watch

1万2000円前後と低価格なASUSの10GbE対応ネットワークカード「XG-C100C」

 実用上は問題ないし、レビューで10Gbpsのベンチを計測する機会もなかったので、今まで原因を探ることを後回しにし続けてきたのだが、ようやく時間が取れたので、その原因を探ってみた。

 そして結論から言うと、PCIeのx1モードで動作していた。

 前述した通り、装着しているPCIeスロット自体は、x16のサイズで、転送モードも最大x4に対応しているため、ここがボトルネックになっているとは全く考えていなかった。だが、きちんと調べてみると、残念ながらx1モードで動作していたのだ。

 お恥ずかしい話だが、海外の掲示版などを見ても、10Gbps NICのiPerf3速度が6Gbps前後で頭打ちになるとの書き込みを見かけることが多い。x4モード以上のスロットに装着しているにもかかわらず速度が遅い場合は、本稿の手順で、UEFIの設定を変更してみることをお勧めしたい。

装着したスロットはx16だが、対応するモードはx4。しかし、実際のリンク幅がx1というオチだった