高速化するWi-Fi、2.5GbEなどマルチギガビット化する有線LANにLANの10GbE化は不可欠!?
Wi-Fiがどんどん高速化しているし、「有線LANなんていずれ廃れるのでは?」と考えていたりもしたのだが、コロナ禍の在宅勤務でオンライン会議、オンライン取材が当たり前になり、「通信が途切れたらアウト」なシチュエーションが毎日のように続くと、「Wi-Fiの怖さ」がじわじわと胸を締め付けてくる。相手が一番大事な話をしているときに通信が不安定になって音声が乱れでもしようものなら、どうすればいいのか。どうしようもない。
ただ、Wi-FiはWi-Fiで、自宅のどこにいても気軽に快適にスマートフォンを使うには必要だ。でも仕事用のPCはできるだけ有線LANに接続しておくべきだろう。
最近は2.5GbEなどのマルチギガビットに対応したNASが続々登場してきているし、10GbEのネットワーク機器も個人で導入できるレベルの価格帯まで下りてきている。Wi-Fiにしたって、高速なWi-Fi 6ルーターにアップグレードすれば、1GbEのLANではポテンシャルをフルに発揮できない可能性すらあるのだ。
こうした最新機材をいつでもわが家に迎え入れられるように、あるいは仕事で効率良くテストできるように、宅内LANの10GbE化は不可欠ではないか。不可欠なはずだ。そうじゃなくても高速化はしておきたい。単純にうれしいから。
そういうわけで、筆者宅の壁の中を通っているLANケーブルを、1GbEから10GbE対応のものへ置き換えることにしたのである。そのためには何が必要で、どんな手順で進めていくのがいいのか。筆者自身、試行錯誤しながら10GbE化していった様子をご覧いただきたい。
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