ブガッティのライフスタイルアイテム、販売好調! ビリヤード台からLEGOまでオリジナル商品を展開

沿って : Ilikephone / On : 22/03/2023

日々を彩る“最高の”道具を作るというDNA

ブガッティのオーナーならずともその美学に触れることができるという点で、同社が展開するライフスタイルコレクションは高い支持を集めている。アームチェアやタワー型スピーカー、ウォッチワインダー、さらにはビリヤード台まで、この数年でブガッティは各分野の名門メゾンとタッグを組み、実に多種多彩なアイテムを続々プロデュースしてきた。

ブガッティの創業者は、何を作るにも「最高」であることを追い求めた。彼は日々の生活に必要なあらゆる道具に好奇心を傾けており、自転車や丸形のかみそり、錠前に至るまで、ありとあらゆるものをデザインした。それらはすべて、ブガッティのロゴをまとう自動車同様、革新的かつ最高の品を標榜して創造された。

W16の動きまで再現したトゥールビヨン

高級自動車メーカーと名門マニュファクチュールは切っても切れない関係にある。ブガッティも公式ウォッチパートナーとしてジェイコブ(Jacob&Co.)と提携し、芸術品のようなマスターピースをリリースしてきた。「ジェイコブ×シロン トゥールビヨン」は、ブガッティ自慢のW型16気筒エンジンの内部構造を再現した機械式時計。

ブガッティのライフスタイルアイテム、販売好調! ビリヤード台からLEGOまでオリジナル商品を展開

クランクシャフトやピストン、ターボチャージャーなど各パーツを再現するだけでなく、“動作”まで表現しているのが非常にユニークだ。文字盤のサイドに配置されたリューズを押すと内蔵されたエンジンが始動。まるで本物の内燃機関のようにクランクシャフトが回転し、ピストンが上下に動く。このエンジンが作動している間、エンジンブロック側面に備わる2基のターボチャージャーも回転するという仕組みになっている(実際のシロンに搭載されているターボチャージャーは4基だが、こちらは2基)。ブガッティとジェイコブは2022年にも新作時計をリリースする予定だ。

ラップタイムや加速度も記録するスマートウォッチ

時計といえば、ブガッティ初のスマートウォッチも登場した。オーストリアの「VIITA Watches」とコラボレーションしたスマートウォッチは、1000以上の繊細なパーツで構成。ITのスペシャリストと時計技術者がチームとなり、細部に至るまで細心の注意を払ってハンドメイドで組み上げられる。

GPSセンサーもブガッティ・スマートウォッチのために専用開発され、これまでにない精度と解像度を実現。サーキットを走行すると、GPSセンサーによってラップタイムや加速度のデータが自動的に記録される仕組みとなっている。この機能はブガッティ製ハイパースポーツに対応するため、スマートウォッチとしては世界で初めて採用された。

実際に運転できる先進のミニチュアEV

ブガッティはLEGO テクニックとも密接な関係を結んでいる。2021年にはシロンの“フルスケール”LEGOを製作。間もなくデンマーク・ビルンにあるLEGO本社のエントランスに展示される予定という。また、この1/8スケールモデルが2022年に販売されることになっている。

ブガッティのミニカーには、“運転できる”モデルも存在する。英国のリトルカーカンパニーとコラボレーションした「ブガッティ ベイビーII」は、「タイプ35」を75%のスケールで再現したミニチュアEV。ちなみに、オリジナルの「ブガッティ ベイビー」が誕生したのは1926年のこと。エットーレ・ブガッティとその息子ジャン・ブガッティが、エットーレの末っ子ローランドの4歳の誕生日にプレゼントしたのが、50%スケールのタイプ35であった。

8歳にもなると乗るのが厳しくなるサイズだったオリジナルの「ブガッティ ベイビー」に対し、今回製造された「ベイビー II」は14歳以上を対象に開発。リチウムイオンバッテリーと回生ブレーキを備えた最新の電動パワートレインを搭載し、上級グレードであれば最高出力は10kWで、最高速度は70km/hに達する。最終的なチューニングはブガッティの名テストドライバーであるアンディ・ウォレスが担当したという本格派である。

世界限定30台のみの“ブガッティ純正”ビリヤード台

ブガッティはビリヤード用の「プールテーブル」もプロデュースしている。“ブガッティ純正”のビリヤード台は、カーボンのスペシャリストであるスペインIXO社との協業で生まれた。テーブルをはじめ、キューやキューラック、シーリングライトといった周辺アクセサリーにも、最高品質のカーボン素材がふんだんに使用されている。また、テーブルにはサーボモーターとジャイロ機構を装備しており、わずか0.005秒でそれぞれの脚の長さを調整できる。これは、船舶に積載することを想定したシステムで、波間に揺られていても、ラシャ面が常に自動で水平を保つようになっている。価格は25万ユーロ(約3280万円)で限定30台のみ。まさしくプライスタグも稀少性もブガッティ車並みの逸品といえる。

ブガッティは2022年にも、積極的にライフスタイルコレクションを拡充していく。すでにアスプレイ(Asprey)との協業を発表しており、ブガッティモデルをモチーフに彫刻したアイテムをリリースすることも明らかにされた。アスプレイはジュエリーや陶器、装飾品など、英国のラグジュアリーを定義づける高品質な製品を手掛ける名門中の名門。200年を超えて受け継ぐ伝統の熟練職人の技と最先端のテクニックを組み合わせ、世界にひとつのコラボレーションアイテムを手掛けていくという。

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