新しい CTV 用語のバイヤー向けガイド | DIGIDAY[日本版]

沿って : Ilikephone / On : 24/10/2022

最近、視聴者がコンテンツを消費する方法が大きく変化してきた。平均的な米国の家庭は、ネットに接続したデバイスを11台所有している。消費者の40%以上が、コネクテッドTV(CTV)デバイスを使用してコンテンツを毎日ストリーミングし、77%の世帯がCTV世帯と見なされている。それにもかかわらず、リニアTVが依然としてメディアを消費するための妥当なチャネルとして存在し続けている。ブランドは、キャンペーンの最適化を可能な限り効率的に行うために、デジタルとリニアの収束に備えて戦略を転換する必要がある。

数年前ならば、コネクテッドTVに関して ブランドが知っておくべき用語の辞書は完結していたように思われた。しかし、CTVの急速な成長につれて、バイヤーが戦略的で収益性の高い予算配分を決定するために理解すべき用語や新しいニュアンスが著しく増加してきた。

ここで新しい用語を詳しく見る前に、まず、よくある誤解を解いておこう。「CTV」と「スマートTV」は同義語ではないのだ。すべてのスマートTVにはインターネットジャックが組み込まれている。一方、デジタル動画をストリーミングできるすべてのタイプのTVが、CTVとしての条件を満たしている。すべてのスマートTVはネット接続されている「コネクテッド」だが、ロク(Roku)、Amazon Fire Stick、Apple TV、さらにはビデオゲームコンソールなどのデバイスからコンテンツをストリーミングできるTVも同様に「コネクテッド」なのだ。

さて、以下に、今日のCTVの文脈でバイヤーが知っておくべき用語を説明しよう。

消費モデルについて

ビデオオンデマンド(VOD)は、消費者がリアルタイムにストリーミングコンテンツを視聴したり、プログラムをダウンロードし、後日に視聴することが可能なインタラクティブTVテクノロジーである。消費者は、複数のネットワークを介して、このプログラムやコンテンツにアクセスできる。CTVに関して、以下の4つの主要なVODフォーマットを理解する必要がある。

機能

予算を最大限に活かすために、ブランドは、広告が消費者の注目を奪い合わないように万全を期す必要がある。同時に、パブリッシャーは、同じ広告の繰り返しで視聴者を退屈させないように万全を期す必要がある。フリークエンシーキャッピングや競合分離などの機能が重要なのは、このためである。

アイデンティティとターゲティング

マーケターとパブリッシャーは、正確なIDとターゲティングソリューションを提供し、デバイス全体でスマートなターゲティングと測定を可能にするテクノロジー・プラットフォームを必要としている。

クロススクリーン キャンペーンの考慮事項

クロススクリーンキャンペーンによって、ブランドは1回のバイイングでテレビとデジタルの両方で同じ視聴者にリーチし、パフォーマンスを理解するための有意義な分析とインサイトを得ることができる。このようなキャンペーンは、バイヤーが測定可能な方法で主要なオーディエンスに大規模にリーチするために不可欠である。

CTVの用語とそれらの定義(また、そのすべての要素)がこれまで変更されてきたように、新しい用語とそれらが表す概念は今後も新たに出現し続けるだろう。CTVが視聴者の注目と注意をますます抱き込むように成長するにつれて、マーケターと広告主たちは視聴者にリーチする方法を拡げつつある。そのすべてにおいて確実なことがひとつある。それは、マーケターや広告主が必要とする辞書が、ますます大きくなっていくことだ。

[原文:A buyer’s guide to new CTV terminology]

Written by Xandr EMEA動画市場開発責任者 オースティン・スコット