あの頃これが欲しかった!みんなが夢中になって遊んだ「スーパーボール」と知られざる歴史|@DIME アットダイム

沿って : Ilikephone / On : 29/06/2022

子供心をワクワクさせてくれる、オドロキのオモチャがあった!

筆者がまだ生まれていなかった1960年代頃の「昭和」の時代。

現代のようにソシャゲのガチャに課金をし、困窮してしまい自己破産してしまうだなんて、全く想像だに出来なかった、古き良き時代。

当時の子供たちは誰もが、庭で遊ぶか、テレビを観るか、ラジオを聴くか、寝るか、本を読むか、市販のオモチャはまだ高かったので、安~いオモチャや自分で作った、何だか訳がわからないモノで遊ぶくらいしか、ヒマすぎてやることがありませんでした。

ちなみにこの時代、大人気だったおもちゃと言えば、プラレール、スリンキー、ツイスター、人生ゲームなどが挙げられます。

これらの商品を実はすでに筆者はすべて記事執筆済みです。我ながら先見の明がありますねー! 誰か褒めて褒めて~!

あの頃これが欲しかった! 運転士になりたい子供たちの夢を鷲掴みにした「プラレール」

あの頃これが欲しかった! 階段から落とすとバネが伸縮して下りていく「スリンキー」

あの頃これが欲しかった! ツラい体勢をどれくらい持続できるか競う画期的なゲーム「ツイスター」

あの頃これが欲しかった! 〝人生は山あり谷あり〟というフィロソフィーを教えてくれたタカラの「人生ゲーム」

筆者は、今でこそデジタルガジェットを、山のように購入して破産寸前になることを生業(なりわい)にしておりますが、幼少期の頃は、欲しいオモチャを、そうすんなりと買って貰えるような環境ではありませんでした。まあ、貧乏というよりは教育方針ですかね。と、やせ我慢を言ってみます。

筆者は実は意外とヤングなので、幼少期は70年代に入ってからでしたから、オモチャ屋もそこそこ、あちこちで見かけることは出来ましたが、あともう、当時はもうだんだん数が少なくなってきたのかな、それでも何軒か、街でチラホラ見かけられたのが、知る人以外は誰も知らない、「駄菓子店」です。

駄菓子店や縁日のオモチャの定番! それが「スーパーボール」!

駄菓子店はその名の通り、「駄菓子」を売っている訳ですが、それ以外にも、ひとつ10円からそれプラスアルファ程度で買えるような、安価なオモチャも数多く売られていました。

スマホなんてまだ影もカタチもなく、現金もあまり持ち歩くことのない、せいぜい数十円程度しか、お小遣いとして持たせて貰えない当時のお子ちゃま連中にとっては、駄菓子店で安価なお菓子やオモチャを買うのが、一大イベントといっても過言ではありませんでした。

……ちょっと言い過ぎました。当時の子供たちも、そこまでではありません。

ともあれ駄菓子店のオモチャといえば……

●ベーゴマ、普通のコマ。●吹き戻し(別名「ピロピロ笛。笛を吹くと、笛の先端の丸まった部分が伸びて、音が出る。息を吐くと元に戻る、ハイテクノロジーを駆使した笛。」。●ビー玉。

……といったものが挙げられます。

お祭りの縁日で売られているオモチャも、これらのオモチャが定番だったと思います。

そんな中でも異彩を放っていたオモチャが……「スーパーボール」です!

……ちょっと言い過ぎました。当時でも、そこまで異彩を放っていたわけではありません。

何だかスゴい球? 「スーパーボール」とはいったい何じゃらほい?

「スーパーボール(Super Ball)」とは、アメリカンフットボールの試合です。

……もとい、オモチャとして作られた、ゴムボールのことを指します。

あの頃これが欲しかった!みんなが夢中になって遊んだ「スーパーボール」と知られざる歴史|@DIME アットダイム

弾力性に優れ、投げて壁や床にぶつかると大きく跳ね上がるのが特徴です。

思いっきり部屋の中で投げて遊んだ場合、テレビの裏側とか、タンスの奥に入ってしまい、取り出せなくなってしまって涙を呑む、なんて思い出が、走馬灯のようによみがえってきました。(編集部「……走馬灯?」)

ちなみに「スーパーボール」は、別名「ビックリボール」と呼ばれることもあるようです。恐らく語源としては、投げて思いっきり跳ね上がるその状態を見た人が、思わず「ビックリ」してしまうことからだと思われます。したがって、「ビックリ」する代わりに「シャックリ」をしてしまったら、「シャックリボール」と呼ばれていたかもしれないことを考えると、背筋が寒くなることこの上ないです。

ここだけの話、海外では「bouncy ball」と呼ばれる場合もあるようです。

知ってた? 「スーパーボール」のいろはの「い」!

さて、知っているようで意外と知らない、「スーパーボール」とは、いったいどういった歴史的背景や種類があるのでしょうか……?

「スーパーボール」を開発したのは、なんとアメリカ人。

1964年に、アメリカのノーマン・スティンレーさんが、ポリブタジエン(ブタジエンの重合で作られた、合成ゴム)にケイ酸(Si(OH)4。二酸化ケイ素に水を加えたもの)などの添加物を加えた素材から開発しました。ようするに合成ゴムから作られました。

その後、オモチャ会社の「Wham-O」社から、「Super Ball」の名称で発売されることになったのです!

日本に到来した年は、一般社団法人「日本玩具協会」様の年表によると、1965年(昭和40年)頃のようですので、アメリカで登場してから、わりとすぐみたいですね。

https://www.toys.or.jp/toukei_siryou_rekisi.html

「スーパーボール」の種類は色々あり、ありとあらゆる色のモノ(ラメが入っているものもあります)、様々なサイズのもの、様々な形のもの(ウ〇チのカタチのものも存在します)、そして反発係数が大きいもの、スゴく大きいもの、超大きいものなど、百花繚乱(ひゃっかりょうらん)と言わざるを得ない状況が続いております。

ここ最近発売された商品もあるようです。さすに、これまでとひと味違った、デザインがファンキーでファンシーなスーパーボールばかりですね!

【気になる方はこちらからご覧下さい】https://www.bandai.co.jp/catalog/search.php?freeword=スーパーボール&freebutton=#result

今では、昔ほど「スーパーボール」を見かける機会が少なくなりましたが、お祭りの縁日では、まだまだ数多く見かける「スーパーボール」も存在します。「スーパーボール」自体というよりは、それを利用した「ゲーム」ですが……。

それが「スーパーボールすくい」です。

「スーパーボール」を、金魚すくいの「金魚」と見立て、小型プールに「スーパーボール」を一面に広げ、「金魚すくい」の「紙ポイ(円形の枠に和紙を貼ったもの。)」もしくはそれに相当するもので「スーパーボール」をすくい上げるという、ハラハラドキドキな命がけのゲームです。

和紙が破れて、「スーパーボール」がすくい上げられなくなるまで、すくい上げることが出来るという、手に汗握るルールの元、子供も大人も、たいへん熱中しました。

すくい方にも色々テクニックがあるようで、上手い人には何十個も拾い上げられる人もいたようです。

すくった「スーパーボール」は、おうちに持ち帰ることが可能なので、大人になってからは「何個すくえば元が取れるかな……?」なんてやましい計算が先に頭に浮かんでしまったのは悲しい性(さが)でした。恐らくそういうことばっかり考えているから出世できないんだと思います。

駄菓子店やオモチャ屋が少なくなってきた中、今でも「スーパーボール」は100均、ドン・キホーテ、ホームセンターなどで入手は可能ですし、そこにもなければ最悪、通販であれば、容易に注文ができます。

ちなみに、100個単位で千円ちょっと、くらいの値段で買えますので、計算上、1個10円程度! ……なんか筆者の幼少の頃より、もっと安くなっているような。というか原価はそれ以下なんですね……。実際、駄菓子店の利益率っていくらなんだ……?

通販サイトを眺めていると、昔懐かし「当てくじ(くじを引いた番号と同じモノが貰えるルールのくじ)」の「スーパーボール」も、通販サイトで入手が可能でした。

ようするに、タペストリーのようなものの中に、「スーパーボール」がおよそ100個ぐらい埋め込まれている奴です。サイズや素材も様々なので、思わず心は少年時代にタイムスリップしてしまいます。

出来ればそのまま戻ってきたくありませんね!

あの頃これが欲しかった! 飛んで跳ねすぎて見つからなくなっちゃったりしたユカイなおもちゃ「スーパーボール」。

筆者のこれからの人生も「スーパーボール」の様に、「ハジケリスト」になりたいです!

※本記事は、株式会社バンダイ様より、記事の内容のご確認を頂いております。※ほか資料・画像引用 筆者自身の撮影によるもの、もしくはメーカー・販売店サイト、又はWikipedia等。※本記事は、執筆時点でネットに公開された資料や取材による情報に基づく商品やサービスの異訳調の紹介風なテキト~でいい加減な内容のエッセイとなりますが、筆者及び編集部はその内容や継続性等を保障するものではございません。(特に海外メーカーの場合、公開された仕様と実際の仕様が異なる場合があります)※筆者及び編集部は、記事中の商品やプロジェクトを保障するものではございません。購入は自己責任となります。御注意ください。※技術基準適合証明(技適)を取れていない商品がある場合、その機器の「使用」を勧めるものではございません。購入、利用に於いては、あくまでも自己責任となり、筆者及び編集部はその責を負いません。※健康器具や健康食品の効果については個人差があるため、使用についてはあくまでも自己責任となり、筆者及び編集部はその責を負いません。※クラウドファンディングには立案会社の問題でプロジェクトが頓挫する可能性や支援金が戻らなくなるリスクも稀(まれ)にあります。出資に当たっては、御自身で御判断いただきますようお願い致します。※本記事に登場する、登場人物のキャラクターや言動は炎上しそうな箇所はおおむねフィクションです。

文/FURUデジタル系ガジェットに散財する、サラリーマン 兼 自称漫画家 兼 実質ライター。電脳ねたがテーマの漫画を得意とする→https://www.furuyan.comゆかいなデジねた漫画「でじ@おた!」 大ヒット絶賛公開中!→https://amzn.to/2XxEJQSYouTubeチャンネル開設中→https://www.youtube.com/user/furucyan/videos?sub_confirmation=12020年3月26日(木)J-WAVE 「STEP ONE」の「LIFE IN SMART」に生出演しました!