Windows用のiCloudアプリを使えば、Windows PCでiCloudの写真やメール、カレンダーなどにアクセスできますが、唯一iCloudキーチェーンが足りません。
主にApple製品を使っているけれど、自宅でゲームをしたりデスクトップを使う時にWindows PCを使用している場合、これはかなり困ります。
デバイス間でパスワードを同期したいとき、iCloudキーチェーンは間違いなく最も安全でベストな方法の1つですが、最近、Windows PCでiCloudキーチェーンのすべてのパスワードにアクセスできるようになりました。
ブラウザの拡張機能を使ってパスワードを自動入力することもできます。
WindowsでiCloud Passwordsを設定する方法
まず、iCloud for Windowsをダウンロードしましょう(バージョン12.5以上であることをご確認ください)。アプリを開いて、iCloudアカウントでログインします。
iCloud Passwords機能を使うには、iCloudアカウントで2要素認証を有効にする必要があり、Windows PCにも何らかの形のロックが必要になります。
Windows Helloの生体認証ロックや、シンプルなパスワードロックを使用しましょう(この設定をしていない場合は、アプリが手順を教えてくれます)。
それから、iCloud for Windowsアプリを起動して「パスワード」機能が有効になっていることを確認しましょう。有効になっていない場合は有効にし、「適用」ボタンをクリックして設定を保存してください。
次に、Windowsの検索機能で、「iCloud Passwords」アプリを開きます。
Windows Helloを使って認証すると、アプリが開き、iCloudアカウントに保存されているすべてのログイン名とパスワードが表示されます。
ここで、パスワードの閲覧やコピー、新しいログインを追加したりすることができます。
ブラウザでiCloud Passwordsを自動入力する方法
WindowsでiCloudキーチェーンのログイン名とパスワードにアクセスできるのは便利ですが、それを使って何かできることがないと意味がありません。ログイン名のリストだけあっても、仕方がありません。
嬉しいことに、AppleはGoogle ChromeとMicrosoft Edge用に、iCloudアプリと直接連携するパスワード自動入力の拡張機能を作成しました。
この拡張機能をインストールしたら、ツールバーからアイコンをクリックします。iCloud for Windowsアプリから6桁の認証コードを入力すれば準備完了です。
次回、iCloudキーチェーンから自動入力したいログインページに辿り着いたら、iCloud Passwords拡張機能をクリックし、ログインを選択します。
この拡張機能は、ユーザー名とパスワードを該当する場所に瞬時に自動入力します。この機能は双方向で機能します。
ブラウザを使って新しいログインを作成すると、iCloud Passwords 拡張機能はそれをiCloudキーチェーンに保存し、すべてのAppleデバイスで利用できるようになります。
Source: Microsoft(1, 2), Apple, Chrome ウェブストア