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ソニーは米国時間の18日、Sony Pictures Entertainment(SPE)が、AT&Tが保有するGame Show Networkの持分の42%を取得し、完全子会社化したと発表した。費用は約380百万米ドル(約414億円)。Game Show Networkは、オリジナル番組を含む人気のクイズ番組を、米国のケーブルネットワーク経由で配信。Game Show Network傘下のGSN Gamesは、オンラインやモバイルのゲームを手掛けている。なお、取引後も、Game Show Networkチャンネルは引き続きDIRECTVで放映される。
Game Show NetworkのWebサイト
取引前までは、Game Show Networkの持分のうち58%をSPEが、残りの42%をAT&Tが所有していた。取引前から既にSPEの連結子会社であったため、2019年度連結業績へ与える影響は軽微だという。
Game Show Networkは引き続き、SPE傘下のソニー・ピクチャーズ テレビジョン(SPT)が運営。マーク・フェルドマンが会長兼CEOを担当する。
SPTは、「Jeopardy!」や「Wheel of Fortune」などの Game Show Networkで初放送の人気クイズ番組シリーズを豊富に保有。この買収により、「それらの番組ライブラリーをさらに強化し、米国におけるテレビクイズ・ゲーム番組ビジネスを牽引していく」という。
Game Show Networkのテレビ番組には、「America Says」、「The Chase」、「Common Knowledge」、「Catch 21」などのオリジナル作品や、「Wheel of Fortune」、「Family Feud」などのシンジケーテッドショー(地域によって放送局が異なるテレビ番組)、「The $25,000 Pyramid」、「Card Sharks」などの人気番組がある。
GSN Gamesは、「GSN Casino」、「Bingo Bash」、「Wheel of Fortune Slots」、「Solitaire TriPeaks」、「WorldWinner」などのモバイルゲームを手掛けている。