機内持ち込みサイズのバックパックおすすめランキング。手荷物サイズで持ち運びやすい!

沿って : Ilikephone / On : 24/09/2022

生涯保証もあるので、一生モノになりそう。

世界中で、コロナ禍による移動制限の見直しが行なわれています。長らく待ちわびていた旅行まであともう少し、時間がある今のうちに、旅行かばんを新調しておきたいという人もいるはず。

最近の旅行用バックパックは、必要なものが取り出しやすい場所に収納できるようになっていたり、長時間持ち歩いても疲れづらかったり、便利な要素がたっぷり。Wirecutterが22種類の製品をテストした結果、今おすすめできる旅行用バックパックが決まりました!


バックパックはどんな人におすすめ?

荷造りが得意・苦手に関わらず、バックパック1つで出かけるのに一度慣れれば、今まで使っていたスーツケースの出番がなくなるくらい便利なことに気づくはずです。

重たいスーツケースがないことで、荷物のことは考えずに行きたい場所へ出向くのが楽になったり、急な予定変更でもスムーズに対応しやすかったりします。洗濯する場所さえ確保できれば、バッグ1つでどこまでも行ける……そんな気分を味わえるかも。

航空会社によっては預け入れ荷物に追加料金がかかることもあり、重たいスーツケースを持ち歩くよりもバックパック1つで旅をすることは1つのサバイバルスキルと考える人もいるとか。

バックパックを購入する際にはどのくらいのサイズ感が必要か、街中と自然のどちらの場所へ行くことが多いか、ぜひ考えてみてください。良いバックパックは、一生使えるように作られているので、自分に合ったバックパックを見つけたら、適切にケアすることが重要です。

バックパックおすすめ1位:「Cotopaxi Allpa 35L」

こんな人におすすめ:収納力があり、持ち運びが快適な旅行用かばんを探している人。防水カバーや表面の一部が防水加工されていることにより、さまざまなギアを持ち運ぶ人にとっても便利。そのほかB-corp(環境への配慮など、公益性の高い事業に与えられる認証)をサポートしたい人も注目すべし。

「Cotopaxi Allpa 35L」は荷造りが簡単なクラムシェル型デザインで、調節しやすいストラップが特徴。荷物は小さくまとめたいという人や、小柄な人におすすめ。取っ手が四方にあるので、どんな置き方をしてもサクッと持ち上げられそうです。2年間テスト使用しているあいだ、ほかの旅行用かばんの出番がゼロになるくらい、手に取りたくなるバックパックです。

ストラップ部分のフィット感は、性別や上半身の大きさにかかわらず快適なはず。腰周りのベルトは、好みに合わせて取り外すこともできます。ベルトはありでもなしでも、長時間の着用でも快適。ただし胴体が長めだという人は、ベルトが腰に当たりやすくなるため、ショルダーストラップを最大に伸ばすのがおすすめ。

クラムシェル型デザインのため、開け閉めは(上の写真のように)スーツケースと同じ方式。バッグの3方向へ開け閉めができる大きめのYKKジッパーは、荷物の詰め込みや取り出しにも便利です。右側のコンパートメントは深めデザインで、左側のメッシュ素材は中身が見えやすいので細かいものを入れても取り出しやすそうです。

ノートパソコンを入れる仕切りは背面にあるので、重さのバランスがとりやすいうえに、衝撃などから保護しやすくなっています。前面には本を数冊、1Lの水筒などが入る深めの防水フロントパネルもあります。TPU加工の1000デニールポリエステルなので、雨の日でも安心して使えます。

最後に唯一気になるところがあるとすれば、ペンや紙、チケットなど細かいものをしまっておく仕切りポケットが少ないこと。ただ逆に、旅行に持っていくかばんをこれ1つに完結させたい場合には、隅々にいろいろなものを隠しておけるので便利です。たとえば前面の仕切りは深いので、必要に応じて小さめのポーチを何個か入れておくこともできそうです。

バックパックおすすめ2位:「Peak Design Travel Backpack 45L」

こんな人におすすめ:カメラなど高価なギアを持ち歩くのに便利なバッグを探している人。収納ポケットが多く、中身の取り出しやすさを重視する人。カスタマイズできるバックパックが気になっている人。

なぜほかのバックパックもこうでないのかと感じるほど便利なのが、「Peak Design Travel Backpack 45L」。調節・カスタマイズがしやすく、カメラやギアを持ち運ぶのにほぼ完璧なシステムを装備しています。ジッパーを広げると、スリムな30Lから最大45Lまで拡張して使えるのもポイント。これにより、旅行先だけでなく普段使いもできます。

ショルダー、腰回りのストラップは収納できるようになっているのですが、個人的にはこれが童心に返ったようになんだかウキウキしちゃいます。ストラップは細めながら十分快適です。

バックパネルは磁石式でスムーズに開閉できます。フロントパネルだけでなくバックパネル(ノートパソコン、タブレットが収納可)、さらには両サイドのフラップもメインのコンパートメントにつながっているので、どこからでも中身を取り出せます。400デニールナイロンとポリエステル素材で触ってもタフなのがわかります。

機内持ち込みサイズのバックパックおすすめランキング。手荷物サイズで持ち運びやすい!

カメラを収納したい場合には、必ずしも「Peak Design カメラキューブ」を使用する必要はないものの、やはりあると便利なことは間違いなし。サイズは3種類あって、クリップを使うとバックパック内から出し入れしやすくなります。フォトグラファーのCaleigh Waldmanさんは、これを3週間テスト使用した後に「欲しくなった。カメラがあってもなくても関係なく、これでどこへでも旅をしたくなった」と話していました。

このバックパックにフィットするように、Peak Designからは超軽量パッキングキューブや化粧ポーチも販売されています。テスト使用者からは「これはこれで良いのだけれど、自分にはEagle Creek Pack-Itの方がしっくりきた」という感想が出ていました。

最後に、ちょっと気になる点が3つあります。1つ目は価格。パッキングキューブなどのアクセサリも揃えると予算的に手が届きづらく感じる場合もあるかもしれません。2つ目はデザイン。多数あるジッパーは便利な一方で、もっとシンプルなものが良いという声もありそうです。3つ目は容量。もっとたくさんものを入れたいという場合には「Tortuga Outbreaker 45L Backpack」の方をおすすめします。

バックパックおすすめ3位:「Topo Designs Travel Bag 30L」

こんな人におすすめ:仕事で出張する機会が多く、シンプルで扱いやすいバックパックを探している人。

「Topo Designs Travel Bag 30L」は、Wirecutter調査のなかでもっともシンプルなバッグの1つ。旅先だけでなく、日常使いにも使いやすいはず。メインポケットは大きなパッキングキューブが2つ、蓋部分の内側にはメッシュ素材の仕切りが2つあり、小さなものをしまっておくのに便利。外側は小さなジップ式ポケットが2つあり、パスポートやイヤホンを入れておくのにちょうど良さそうです。フロントポケットは本、書類、スナック菓子、飛行機のチケットなどが入るサイズ感。YKKのジッパーにセキュリティループもあります。

1000デニールナイロン製でタフな素材、ジッパー周りの細部からもクオリティの高さがわかり、実際に修理が必要になるときは来るのだろうかと思わせられるほど。

背面には、15インチのノートパソコンがうまく収まる仕切りがあります。両面にパッドがあり、角の縫い目は万が一落としてもパソコンを守ってくれそうな印象です。Topoコスメポーチ、アクセサリバッグ、パッキングキューブがうまく入るようデザインされています。

持ち歩く際はトップ/サイドのハンドル、ショルダースリング(別売)、バックパックストラップを使うといった3つの方法があります。通勤カバンとしても使いやすい一方で、背面がナイロン素材のためトレッキングなどのアクティビティでは通気性が気になるかもしれません。ストラップ部分はパッド入りで、重さが偏らないよう程よい硬さになっているのが快適に感じられます。個人的には、定年後のヨーロッパ旅に出かけた親にこのバッグをおすすめしました。

もっと容量が必要という場合には40Lモデルもあります。ただ、どちらかというとさらに容量が大きい「Tortuga Outbreaker 45L Backpack」やさらに安価な「eBags TLS Mother Lode Weekender」の方がおすすめできます。

唯一気になることがあるとすれば、通勤に使いやすいバックパックとはいえ内側に大きなポケットがないことがあげられます。特に大きめなノートパソコンを使っている人は(ほかのバックパックのように)メインコンパートメントにもっと深さがあっても良いと感じるかもしれません。

バックパックおすすめ4位:「Osprey Farpoint 40」「Osprey Fairview 40」

こんな人におすすめ:バッグ1つで旅をする初心者で、どんなバッグが自分に合っているかまだ模索中の人。長距離歩いても快適なものを探している人。

「Osprey Farpoint 40」は、街中を何時間も散歩するような旅行に快適。よくできていて、荷造りが楽なのもポイントです。もともと、機内持ち込み荷物のサイズを標準化させたのも実はこのバックパックといわれています。同じデザインの「Osprey Fairview 40」は、軽量でコンパクトなので小柄な人でも使いやすいはず。

クラムシェル型で、深みがあるので大きなものも収納しやすくなっています。容量は40Lですが、丸みあるデザインは(長方形よりも)もう少し入りそうな感じがあります。

ストラップはジッパー式パネルの裏に収納できます。ただしデザイン上、ショルダーストラップを使うときは腰回りのベルトも使うように設計されているので、気になる人は気になるかもしれません。その点は「Cotopaxi Allpa 35L」の方がより柔軟に調整できそうです。ストラップ自体は快適。完全に中身を詰め混んだ状態での装着感の良さには、テスト使用から3年経った今でも驚かされます。

ショルダーストラップにあるホイッスルは、慣れない土地を旅するのにちょっとした安心要素になりそうです。

唯一気になるところがあるとすれば、ノートパソコンの仕切りが背面(重心)とは離れた場所にあること。このため本来より重たく感じられる場合もあるかもしれません。

バックパックおすすめ5位:「Tortuga Outbreaker 45L Backpack」

こんな人におすすめ:防水、頑丈でフィット感が調整しやすく、できるだけたくさんのものが入るバッグを探している人(35L バージョンもあります)。ノマドワーカー向きなバッグパックが気になる人。

バックパックとスーツケースのほぼパーフェクトブレンドともいえるのが、「Tortuga Outbreaker 45L Backpack」。クラムシェルを開けるといくつか仕切りがあり、出し入れに便利(特にフロントパネルは電子機器や充電器の収納に最適)。

ショルダーストラップや腰回りのベルトなど、あらゆる体型に対応したり重さを分散したりできるようになっていて、ここ3年テストしてきたなかでもっとも調整しやすいバックパックだといえます。

何も入れていない状態で約2.3kgあり、ほかの製品と比べると1kg弱重いことになります。容量は、機内持ち込み手荷物としては最大の45L。週末旅行や持ち物を最小限にしたミニマリスト的な旅行に向いていますが、おそらくよりスペースを確保できるのは「Cotopaxi Allpa 35L」でしょう。

中身はスーツケースのようにシンプルで、メインポケットのほか4つのサイドポケット、靴や汚れた衣類を収納するのにも便利なふた部分のポケットなどがあります。

「Tortuga Setout」もありますが、「Outbreaker 45L Backpack」と比較すると価格だけでなく耐性、快適さ、調整のしやすさも低くなります。しかし、(Tortugaのバックパックが欲しい人で多少妥協できるのならば)同じ容量(45L)の荷物が入るのでこちらもチェックしてみてください。

最後に、ちょっと気になる点が3つあります。1つ目は、ギアを出し入れするのにストラップが取り外しできないこと。とはいえ、何年も使用しているなかでこのことが大問題になったことはありませんが……。2つ目は、腰回りのベルトストラップが空港の荷物チェックでベルトコンベアに絡まらないかと不安になること(実際にそのようなことが起きたことはないのですが、「Peak Design Travel Backpack 45L」のようにストラップが収納できれば心配ないのかも)。3つ目は、重さ。パッド付きのベルトや調整可能なストラップを活用しても「重たい」という声があるようです。できるだけ軽い方が良いという場合には「Cotopaxi Allpa 35L」の方がおすすめできます。

バックパックおすすめ6位:「eBags TLS Mother Lode Weekender」

こんな人におすすめ:親しみやすいデザインで、低価格で大容量(機内持ち込みサイズを超える可能性あり)、カジュアルなルックスのバックパックを探している人。

上で紹介した「Tortuga Outbreaker」は魅力的だけれど、値段が……という場合におすすめできるのが「eBags TLS Mother Lode Weekender」。旅行に行く機会はそう多くなく、機能性たっぷりのバックパックよりもコスパが良いものを探している人におすすめです。腰回りのベルトがほぼなく、長距離を歩く際の快適性も劣りますが、ポケットが多く、中身が取り出しやすいのもポイント。大容量で65Lまで拡張するので、45L以内の機内持ち込み荷物規定よりもたっぷり余裕があります。

ただ価格が安い一方で、(特にたくさん詰め込んだ状態では)長距離移動するのには向いていないのが弱点。何キロメートルも背負って歩くのでなければ(空港からはタクシーで移動するなど)コスパが魅力なこちらのバックパックがおすすめできます。

「eBags TLS Mother Lode Weekender」内部のレイアウトは荷造りにも取り出すにも簡単で、スマートに収納できるのが魅力。一方で、ストラップが細めで腰回りのベルトが使えないなど快適さをサポートする要素が物足りないと感じる人もいるかもしれません。

クラムシェル型で前面にはコンパートメントや仕切りパネルがあるので、鍵、文庫本数冊、サングラス、中くらいのポーチ、お財布などを入れるのに便利です。ノートパソコン用の仕切りは大きくて保護しやすいようになっていて、ストラップで固定することもできます。

最後に、機内持ち込み荷物のサイズよりも多い量を詰め込むことができるので、飛行機を利用する際に注意が必要です。また、腰回りのベルトは役立たずで、切ってしまおうかと思ったことも。ベルトにより「価格のわりにしっかりしている」とは言えますが、「この価格なのに素晴らしい!」とまでは言い切れないかもしれません。表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性がありますので、販売ページをご確認ください。

©2021 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.