ドコモメール持ち運びを使うと、「@docomo.ne.jp」のメールアドレスをahamoや他のキャリアに持ち運べます(出典:NTTドコモ)
NTTドコモとau(KDDI/沖縄セルラー電話)が、携帯電話回線の解約後も「キャリアメール」を継続して利用できる“持ち運び”サービスを発表しました。これを使うと、携帯電話事業者(キャリア)を乗り換えても同じメールアドレスを使い続けられます。ドコモなら「ahamo(アハモ)」、auなら「UQ mobile」や「povo(ポヴォ)」へのブランド変更時もメールアドレスを継続利用できます。【画像】iPhoneやiPadでメールを送受信する方法 この記事では、ドコモが提供する「ドコモメール持ち運び」に焦点を絞り、サービスの概要と気を付けるべきポイントを解説します。
おことわり
この記事における「キャリアメール」は、キャリアが提供する電子メール(Eメール)サービスのことを指します。
「ドコモメール持ち運び」ってどんなサービス?
ドコモメール持ち運びはドコモの携帯電話サービスを解約した後も「iモードメール」「spモードメール」「ドコモメール」で使われている「@docomo.ne.jp」アドレスのメールを使い続けられるサービスで、月額330円で提供されます。 従来、キャリアを乗り換えることは、長年使ってきたキャリアメールのアドレスを失うことを意味してきました。総務省などの調査によると、このことによってキャリアの乗り換えをためらう人が少なからずいるようです。新たに登場した持ち運びサービスを利用すれば、キャリアを乗り換えても引き続きメールアドレスを維持できるようになるため、MNPが活性化するのではないかと期待されています。
“持ち運び”はどうすればできる?
ドコモメール持ち運びは、12月16日以降にドコモの携帯電話サービス(回線)を解約、またはahamoへプラン変更した個人名義の契約を対象に提供されます。申し込めるタイミングは契約内容によって異なります。いずれの場合も、事前に回線契約とひも付いた「dアカウント」を発行しておく必要があります。・ドコモ回線を解約する場合:解約成立日から31日以内・ahamoへのプラン変更を行う場合:プラン変更と同時(後日手続きは不可) 申し込みは「ドコモショップ」または「Webサイト」で行います。ただし、以下のいずれかに当てはまる場合はWebサイトで手続きをしてください(ドコモショップでは受け付けられません)。・ahamoへのプラン変更を行う場合・MNPの予約番号を発行する時点で、携帯電話サービスの利用継続を希望する場合(※1)(※1)「切断型MNP」(詳しくは後述)を申し込む場合はドコモショップでも受付可能。ただし、切断型MNPでは、予約番号の発行から14日経過すると、同じ携帯電話番号を使った新規契約ができなくなる
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