【DJ和コメントあり】最新ミックスCD『LOVE』&『HAPPY』の気分に合わせて“選べる楽しさ”

沿って : Ilikephone / On : 19/12/2022

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掲載:THE FIRST TIMES

【DJ和コメントあり】最新ミックスCD『LOVE』&『HAPPY』の気分に合わせて“選べる楽しさ”

■耳馴染みのある楽曲を新鮮に聴かせるセンス、これまでに培ってきたスキルを存分に発揮【写真】DJ和アーティスト写真シリーズ累計のCDセールスが198万枚を突破。200万枚が目前に迫ったDJ和の“懐かしいJ-POPを繋いだ”ミックスCDシリーズの最新作が、2月16日に2作同時リリースされる。シリーズ30作目突破の節目となる本作は『LOVE ~もういちど好きになってもいいですか?~ mixed by DJ和』、『HAPPY ~たまには大人をサボっちゃお?~ mixed by DJ和』だ。本作のターゲットは、20~30代の“新しいオトナ世代”。“LOVE=ラブソング”、“HAPPY=アゲソング”をコンセプトに、誰もが耳にしたことがある2000年代以降のJ-POPの名曲、ヒット曲が、2作トータルで73曲も満載されている。DJ和の最初の作品は、2008年にリリースされた『J-ポッパー伝説』。その後、『J-ポッパー伝説』シリーズ、アニソンをテーマにした『J-アニソン神曲』シリーズ、“アガる曲”を集めた『A GIRL↑↑』シリーズなども知られているが、2017年発売の『ラブとポップ ~好きだった人を思い出す歌がある~ mixed by DJ和』(ジャケット写真/広末涼子)が約46万枚、そして2020年12月発売の『ミリオンデイズ ~あの日の私と、歌え。~ mixed by DJ和』(ジャケット写真/石田ゆり子)が約12万枚に迫るヒットを記録するなど、ストリーミングサービスが主流となった現在も幅広いリスナーに支持され続け、好調なセールスを堅持している。2000年代中頃にヒップホップDJとしてキャリアをスタートさせたDJ和は、“クラブでウケる曲=洋楽”という枠を超え、誰もが気軽に楽しめるイベントをやりたいという想いから、同時期に仲間が始めたJ-POPオンリーのイベントへ出演を懇願しレギュラーDJになるが、そのイベントが大ウケ。1986年生まれの彼はJ-POPの黄金期である1990年代後半をリアルタイムで経験していて、何の躊躇もなく“J-POPはカッコいい”という価値観を持った最初の世代だったことも大きいだろう。さらに、J-POPを繋ぐミックスCDシリーズがこれほどまでに支持を得ている最大の理由はもちろん、DJ和自身の選曲/ミックスにある。J-POP、J-ロック、アニソンなどのテーマを定め、知名度の高い楽曲を並べることで幅広い層のユーザーを取り込みつつ、耳馴染みのある楽曲を新鮮に聴かせるセンスは、作品を重ねるごとに向上。通算30作目、31作目の『LOVE ~もういちど好きになってもいいですか?~ mixed by DJ和』と『HAPPY ~たまには大人をサボっちゃお?~ mixed by DJ和』にももちろん、これまでに培ってきたスキルが存分に発揮されている。14年にわたってシリーズが続いていることに対してDJ和は、「もう30作か!と自分でもビックリしています。1作目の頃はまだ22歳とかであっという間にオジ……いい大人になりました(笑)。たくさん数を重ねていく事に注力しているわけではないですが、長年に渡ってこういうCDを作らせて貰えているのは本当にありがたく、とても感謝しております。いつの間にか40枚、50枚と続けていけるようにこれからも面白い企画を思いつける人になれればいいなと思います」と語っている。また、今回リリースされる2つの新作に対しては、「初めて2枚同時発売という形にして、それぞれ雰囲気が全く違う選曲にさせて頂きました。今まではこの2枚分のテンションを1枚に詰め込んでいるような全部盛りのCDが多かったのですが、聴いてくださる方にもっとCDのコンセプトが分かりやすいように工夫して“今日はLOVEにしよう”“今はHAPPYの気分かな”みたいにどっちのパワーを貰いたいかを選べるのも楽しいかなと思いました」とコメント。リスナーの気分やニーズに合わせたオーダーメイド的な制作だったことも明かしている。『LOVE ~もういちど好きになってもいいですか?~ mixed by DJ和』は、1曲目のORANGE RANGE「花」(2004年)からスタート。GReeeeN「愛唄」(2007年)、花*花 「あ~よかった(setagaya-mix)」(2000年)、スキマスイッチ「奏(かなで)」(2004年)、倖田來未「愛のうた」(2007年)、大塚 愛「プラネタリウム」(2005年)、YUI「CHE.R.RY」(2007年)、一青窈「ハナミズキ」(2004年)、いきものがかり「帰りたくなったよ」(2008年)、レミオロメン「粉雪」(2005年)、HY「366日」(2008年)など、タイトルを見ただけでサビのフレーズが浮かんでくる楽曲がコンパイルされている。楽曲の一番エモいところをピックアップしながら、恋愛の切なさ、悲しさ、楽しさを繋いでいくミックスも素晴らしい。『HAPPY ~たまには大人をサボっちゃお?~ mixed by DJ和』には、リスナーの気分を引き上げ、前向きなパワーをもらえる楽曲がたっぷり。mihimaru GT「気分上々↑↑」(2006年)、Aqua Timez「虹」(2008年)、藤井 隆「ナンダカンダ」(2000年)、ポルノグラフィティ 「ミュージック・アワー」(2000年)、L’Arc~en~Ciel 「READY STEADY GO」(2004年)、Def Tech「My Way」(2005年)といったヒットチューンは、幅広いリスナーの思い出と紐づいているはず。“この曲を聴きながら登校していた”“あの曲のおかげで部活や勉強を頑張った”という人も多いだろう。2000年代の音楽シーンは、CDから配信に移行する過渡期。特に影響力があったのは“着うた”。2002年にサービスが始まり、2009年に市場規模1,200億円にまで達し、最大のモバイルコンテンツとなった。携帯電話で音楽を聴くスタイルが急速に広がったというわけだ。“好きな曲を携帯電話に取り込み、ひとりで聴く”というスタイルが広がったことはおそらく、アーティストの楽曲制作にも少なからず影響を与えたはず。リスナーと1対1で向き合い、メッセージや想いを直接届けるようなヒット曲が増えたことで、音楽とリスナーの結びつきはそれまで以上に強くなった。だからこそ2000年代の楽曲は、今も多くの人の思い出と重なり、聴かれ続けているのだと思う。また、現在の30歳前後はCDというメディアに親しんできた最後の世代でもある。もちろんDJ和もそのひとり。「僕の世代は物心ついた時には8cmCDがあり、自分のお小遣いで初めて1人で買いに行ったCDは12cmのマキシシングルです。その後コピーコントロールCDやブルースペックCDなどいろんなCDの歴史と一緒に生きてきた感覚があり、一番身近なメディアかもしれません。もちろんDJですのでレコードも聴きますし、ストリーミングも毎日聴きますが、CDはいい意味で“日常”のような存在かもしれないです」そして、DJ和のミックスCDの名物とも言える著名人を起用したジャケット写真には、俳優の白石麻衣が登場。「(2000年代という時代は)私にとっては2010年あたりが乃木坂46に入る前の時代なので、中高生の頃ですが、本当に普通の女の子の生活をしていたので、それこそカラオケとかによく行ってこの時代のヒットソングをいっぱい歌ったりしていました」という彼女のオフィシャルコメントからも、2000年代のJ-POPに対する愛着が感じられる。“ひとりでじっくり思い出に浸る”、“ドライブ中のBGM”、“学生時代の友達とのリモート飲み”など、様々なシチュエーションで楽しめる『LOVE ~もういちど好きになってもいいですか?~ mixed by DJ和』と『HAPPY ~たまには大人をサボっちゃお?~ mixed by DJ和』。長引くコロナ禍でなかなか先が見通せず、大変なことも多い現在だが、学生時代に耳にしていたヒット曲でリラックスしてみてはどうだろうか?最後に、DJ和に今後のビジョンも聞いてみた。「1枚目を作った時はもちろん30枚目なんて全く考えてなかったですし、その時その時に必死に1枚ずつ作っています。リリースするそのタイミングで“どのようなCDなら面白いか、聴きたくなるのか”と考えて作るので、遠い先のビジョンというのは逆に意識したことがありません。企画ネタを貯めていく日々です!」今や、若干のノスタルジックさを伴う媒体となったCDではあるが、その良さを存分に活かしながら、かつてのヒット曲を新たなエンターテインメントとして提示。J-POPの豊かな魅力を発信し続けるDJ和の今後の活動にもぜひ期待したい。TEXT BY 森朋之リリース情報2022.02.16 ON SALEALBUM『LOVE ~もういちど好きになってもいいですか?~ mixed by DJ和』2022.02.16 ON SALEALBUM『HAPPY ~たまには大人をサボっちゃお?~ mixed by DJ和』

THE FIRST TIMES編集部

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