対象機種の60V型「4T-C60CN1」
対象機種は以下の製品のうち、メジャーアップデート後に再起動を繰り返す症状がでているもの。アップデート後も問題なく使えている(再起動を繰り返す症状が発生していない)製品は、この復旧作業を行わないよう呼びかけている。
4K液晶テレビ
4K有機ELテレビ
同社サポートページから「AQUOS BN1/BL1/BJ1/CN1/CL1/CQ1ライン メインソフトウェア」(ファイルサイズ:1.12GB)をパソコンでダウンロードし、手持ちのUSBメモリーに保存して復旧作業を行う。作業で使うUSBメモリーはユーザー自身で準備する必要がある。容量2GB~32GBのものをFAT32形式でフォーマットして空の状態(ファイルやフォルダを何も含めない)にしておき、同ソフトウェア以外のファイルは保存しないよう案内している。
ソフトウェア更新の所要時間は約40分程度。適用後のソフトウェアバージョン番号は「43000N_20211014」で、従来使われていたバージョンに戻すかたちとなる。この作業ではテレビの初期化を行うため、テレビの設定やGoogleアカウント、ダウンロードアプリなどのデータの再設定が必要となるが、放送番組を録画したUSBハードディスクは継続使用が可能だ。
同社広報によると、復旧作業時にはアンテナ線やHDMIケーブルは接続したままで問題ないが、USBハードディスクは取り外すよう呼びかけている(USBハードディスクをつないだまま、情報を残して初期化することもできる)。
詳細な復旧作業の手順はサポートページを参照のこと。なお、ユーザー自身での作業が難しい場合は、これまでどおり同社サービスより出張対応を行う。出張修理の場合も、同様の作業内容になるという。
同社では、今回の問題の発生原因については詳細調査中だが、「ハードウェアの故障ではなく、通信ネットワークをはじめ、テレビの動作環境が要因となり、アップデートソフトのダウンロード時、またはアップデートソフトの実行時に何らかの障害が発生したと思われる」と説明。早期に発生原因を特定し、再発防止策を徹底するとしている。