トースターの電気代はどのくらい?
電気代の計算方法
トースターの電気代を紹介する前に、まずは計算方法を説明します。
消費電力であるW(ワット)は、各メーカーのホームページの商品ページで確認することができます。使用時間とはその家電を使った時間のことで、1時間単位で計算します。1kWhあたりの電気代とは、1時間あたりにかかる電気代のことです。
以下では、1kWhあたりの電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会が「新電気料金目安単価」として設定している「27円」を使用します。細かな電気代は、現在契約している電力会社のHPや、毎月の電力使用量のお知らせなどを参考にしてください。
パンを焼いた場合の電気代を比較
今回は以下の3種類の家電を用いた場合の電気代を紹介します(※1)(※2)(※3)。
- オーブントースター(アイリスオーヤマ「EOT-011-W」)消費電力 : 1000W
- ポップアップトースター(アイリスオーヤマ「IPT-850-W」)消費電力 : 850W
- オーブンレンジ(アイリスオーヤマ「MO-T1604-W」)消費電力 : 1250W
先述の計算式に当てはめると、オーブントースターでパンを3分焼く場合の電気代は「約1.35円」です。
先述の計算式に当てはめると、ポップアップトースターでパンを3分焼く場合の電気代は「約1.15円」でした。
ポップアップトースターはオーブントースターと比べて、消費電力が少なく、料金は安くなることがわかります。
パンを焼くときのみしかトースターを使わないという方には、ポップアップトースターがおすすめです。ポップアップトースターにはシンプルな機能なものから水分量にこだわったものまであるので、調べてみるといいでしょう。
先述の計算式に当てはめると、ポップアップトースターでパンを3分焼く場合の電気代は、片面焼きタイプだと「約1.69円」、両面だとその倍になりました。
パンを焼く時の料金を比較するとオーブンレンジ>オーブントースター>ポップアップトースターの順になりました。しかし、トーストのような短時間の料理なら、そこまで料金の差がないといえそうです。
オーブントースターの節電方法
では次に、オーブントースターの節電方法をご紹介します。
さまざまな家電にもいえることですが、トースターの場合もなるべく調理時間を短くすることが節電につながります。たとえばパンを2枚焼きたい時は、まとめて焼いた方が調理時間を短くできます。
さらに、トースター用のプレートの活用もおすすめです。パンを焼いている隣にプレートを置けば、そこで目玉焼きやベーコンを焼くことができます。このようにまとめて調理したり、同時に調理できたりするグッズを使うことが節約につながります。
お手持ちのオーブントースターのサイズを見直し、買い替えることも節電になります。年式は節電にほぼ影響しませんが、サイズは重要なポイントです。
消費電力は、庫内の大きさによって変わってきます。なぜなら、庫内が大きければ大きいほど、熱が伝えるための電力を使うからです。
オーブントースターを料理に使用することが多い方やたくさんの量を作るという方は大きい庫内のタイプがおすすめです。一人暮らしの方や、パンを焼くだけといった用途の方は庫内が小さいものに変えてみると料金の削減につながります。
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それぞれの家電と調理時間によって料金は異なります。しかし、同じ料理でも仕上がりが異なることから、パンを焼くことさえできればいいという方はポップアップトースター、手の込んだ料理を作りたい方はオーブンレンジ……といったように、「自分がどんな料理を作りたいか」を考えて家電を選ぶことが大切です。
また、同じトースターを選ぶ場合には、自分に合ったサイズや機能のものを選ぶようにしましょう。自分に合った家電を選ぶことで、快適に調理を楽しみましょう。