五十嵐カノア2位!バロンマミヤとブリッサヘネシーが初優勝で世界1位に! CT第2戦Hurley Pro Sunset Beach

沿って : Ilikephone / On : 20/07/2022

ハワイ/アメリカ、オアフ島、サンセットビーチ(2022年2月18日金曜日)ーWSL(ワールドサーフリーグ) CT(チャンピオンシップツアー)第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」ファイナルデー、昨日よりもサイズダウンした6-8フィートのコンディンションの中、男子QF(クォーターファイナル)から女子はSF(セミファイナル)からファイナルまでの全てのヒートが行われた。

PHOTO: © WSL/ Tony Heff

大波乱となった第2戦はベテラン勢を抑えて勝ち上がったローカルのバロン・マミヤ(HAW)とコスタリカのブリッサ・ヘネシー(CRI)が初優勝でランキングをリードし、五十嵐カノア(JPN)とマリア・マニュエル(HAW)は2位にランクイン。

ワイルドカードバロン・マミヤは初優勝でランキングTOP

PHOTO: © WSL/ Tony HeffQFではセス・ムニーツ(HAW)を破り、SFではカイオ・イベリ(BRA)を破りファイナルまで勝ち上がったワイルドカードのバロン・マミヤ。

PHOTO: © WSL/ Brent Bielmann

スロースタートとなったファイナル、オープニングから5.5ptを揃えてリードしようとするベテランの五十嵐カノアに対し、バロンはダイナミックなターンを見せて6.83ptをメイクし、その後も素晴らしいターンから力強いレイバックターンでフィニッシュし8.17ptをスコアし、カノアが逆転に9.5pt必要な状況に追い込んだ。

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バロンの猛攻はここでは終わらず、さらにダイナミックなレイバックを入れたパフォーマンスで8.83ptを出してリードを広げ、試合終了2分前でカノアがトータル17.0pt必要な窮地にした。それでも試合終了間際、カノアは6.83ptメイクしたがタイムアウト。バロンがベテランを相手に圧倒的な強さを見せて初優勝を飾った。

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「本当に信じられないです。パイプでの開幕戦はうまくいくだろうと思っていました。パイプはとても快適で、このイベントは本当に準備ができていませんでしたが、どんな状況でも適応しなければならないと心の中で思っていました。優勝の実感すらありません。友達や家族、私のためにたくさんの犠牲を払ってくれた父と母に感謝したいです。ショーンワードに感謝したいです。彼はDay1から一緒にいてくれて、多くの困難な時を助けてくれました。」とマミヤは優勝インタビューで応えた。

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「2021年、昨年の終わりにサーフィンを制限しなければなりませんでした。 だからQSにも怪我で出場できず、うまくいかない事がたくさんありました。 ツアーに参加していなかったので、ワイルドカードでパイプ戦に出場できてまた別のワイルドカードをここで取得できたので嬉しく思います。」とマミヤは付け加えた。

五十嵐カノアは準優勝でCTランキング2位に浮上!

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銀メダリスト五十嵐カノアのファイナルまでの道のりは、QFで,2019年サンセットで行われた2019 Vans World Cup 勝者であるジャック・ロビンソン(AUS)をトータル16.27pt(8.07pt+8.20pt)をスコアして勝利し、

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SFでは、R32以降エクセレントスコアを連発し大会最高点を出して勢いにのるイーサン・ユーイング(AUS)と対戦し、カノアはエクセレント9.03ptを含むトータル16.20(7.17pt + 9.03pt)を叩き出して勝ち進んだ。

マミヤと対戦したファイナルでは、持ち前の良さが発揮できずに準優勝となったが、それでも2022年は好調なスタートをきっておりCTランキング2位という素晴らしい結果でCT第3戦「MEO Portugal Pro」に挑む。

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「実は本当に嬉しいです。ハンティントンビーチで育ち、ハワイにきて何年も経ちますが、ここは本当にプッシュしてくれる場所です。私はいつもたくさんの苦労をしていて、何年にもわたって本当にサーフィンに取り組む必要がありました。今はここに来て、たくさんのなじみのある顔がいて、たくさんの友達がいます。これは重要です。より快適になり結果を出せるようになってくる前は、どこかで不快に感じていたので、それは大きな意味があります。」とカノアはコメントした。

女子はブリッサ・ヘネシーが初のVでランキングをリード

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22歳のブリッサ・ヘネシー(CRI)はSFでルーキーベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)に大差をつけて勝利しファイナルへ進出。

対戦相手は、ルーキーガブリエル・ブライアン(HAW)を破り決勝へと駒を進めたマリア・マニュエル(HAW)となりCTランキング1位のイエロージャージをかけて戦うことになった。

スロースタートとなった女子ファイナルはブリッサ・ヘネシー(CRI)が先にミッドレンジ5.83ptをマーク。

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五十嵐カノア2位!バロンマミヤとブリッサヘネシーが初優勝で世界1位に! CT第2戦Hurley Pro Sunset Beach

その後マリアはサイズのある波で2ターンを見せ6.33ptをスコア。しかしその後ブリッサがバックアップ5.23ptを揃え試合をリード。

ミスをするマリアに対し、ブリッサはさらにカービングからクローズセクションもしっかりとメイクし7ptをスコアしトータル12.83ptとリードを広げ、試合の残り6分でマリアが4.73pt必要な状況に追い込んだ。試合終了間際にラストウェーブを掴んだマリアだが、波とタイミングが合わす事ができず試合終了。

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ブリッサはコスタリカで史上初となるCT優勝を飾った。

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「この瞬間を夢に見ていましたが、叶うとは思ってなかったです。」とブリッサ。

「マリアと対戦できて光栄に思います。彼女はここで素晴らしいつながりを持っているように感じます。人生のすべての人々に感謝します。これが、今日私がこれを行うことができた理由です。」

「あなたを自分らしくしたすべての瞬間を振り返り、考えます」とブリッサは付け加えた。

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「私はかろうじてCTに戻しました。私はチャレンジャーシリーズ(CS)に行かなければなりませんでしたし、それは感情的なローラーコースターでした。家族、友人、父母、祖父母、グレンホールはルーキーの年の初めから私と一緒にいて、私が成長し、最低な時も見てきました。コスタリカは私にたくさんのことを与えてくれました、それは文字通り私にサーフィンの贈り物を与えてくれました。海の贈り物と世界中の非常に多くの人々へのつながりの贈り物。 Pura Vidaの愛を世界中に伝え、人々に刺激を与えてくれることを願っています。」

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CTキャリアの中で7回目のファイナルとなったマリアは今年ワイルドカードでツアー入りして、今大会準優勝でCTランキング2位につけている。

「今年の終わりが近づいてきて大変でした。今年の前半にワイルドカードを使用する機会を与えてくれたジェシーとWSLの全員にとても感謝しています。それは本当に私がまだそれを望んでいたことを自分自身に証明する機会を与えてくれました、そして私はここにいます。戻ってきました。」とマリアは語った。

ファイナルデーハイライト映像 CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」

 CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」男子ファイナル結果

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優勝:バロン・マミヤ(HAW) 17.002位:五十嵐カノア(JPN) 12.33

 CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」女子ファイナル結果

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優勝:ブリッサ・ヘネシー(CRI) 12.832位:マリア・マニュエル(HAW) 7.46

 CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」男子SF結果

ヒート1:バロン・マミヤ(HAW) 10.37 DEF カイオ・イベリ(BRA)9.80ヒート2:五十嵐カノア(JPN) 16.20 DEF イーサン・ユーイング(AUS) 15.83

 CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」女子SF結果

ヒート1:マリア・マニュエル(HAW) 12.66 DEF ガブリエル・ブライアン(HAW) 10.23ヒート2:ブリッサ・ヘネシー(CRI) 15.17 DEF ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW) 8.23

第2戦を終えて男女CTランキングは以下の通り

バロンマミヤがランキングをリードし、五十嵐カノアは2位にランクアップしセス・ムニーツと同順位。ケリーはランキング5位。ブラジル勢のイタロやフィリッペはTOP5圏外だが、カイオイベリがランキング4位をマーク。

ブリッサヘネシーがランキングTopをマークし、昨年度チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)は4位。ルーキーのガブリエル・ブライアンは今大会3位で3位にランクイン。

続く第3戦「MEO Pro Portugal」はポルトガルで開催され、3/3(木)〜3/13(日)までウェイティング期間に入る。

▼CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」https://www.worldsurfleague.com/events/2022/mct/3887/hurley-pro-sunset-beach

▼WSL(ワールドサーフリーグ)https://www.worldsurfleague.com