2020年に作家生活35周年をむかえる東野圭吾氏は、これまで著書の電子化をしてこなかったことでも知られていますが、今回出版社7社が協力し、東野作品7作の電子書籍を2020年4月24日(金)に一斉配信されます。
これまで作品の電子書籍化について、全作品がNGという状況だった東野さん。しかし、新型コロナウイルスの流行で外出自粛の要請が出され、書店で本を買うことも難しいという現状もあり、担当編集者に、「7作品限定で、最初で最後かもしれない、電子書籍化を考えてみませんか」と提案があったそうです。
今回電子化されるのは、KADOKAWA、幻冬舎、講談社、光文社、実業之日本社、集英社、文藝春秋(50音順)から刊行されている、すべて「映画、またはドラマ化された映像化作品」かつ「累計100万部を突破している作品」7作。その合計部数は、1,288万部におよぶ作品群です。
【電子化作品一覧】KADOKAWA「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(2012年)幻冬舎「プラチナデータ」(2010年)講談社「流星の絆」(2008年)光文社「ダイイング・アイ」(2007年)実業之日本社「疾風ロンド」(2013年)集英社「白夜行」(1999年)文藝春秋「容疑者Xの献身」(2005年)
文藝春秋 電子書籍編集部では、東野圭吾氏「容疑者Xの献身」の電子書籍版を配信。この作品は累計290万部突破、直木賞を受賞、福山雅治さん主演で2008年に映画化された大ベストセラー小説。また、文庫本66ページ相当が読める「容疑者Xの献身 無料試し読み版」も同日より配信されています。