「SoftBank World 2018」展示ブースで垣間見た、AIがつくりだす未来

沿って : Ilikephone / On : 05/02/2023

7月19日・20日の2日間にわたって開催された、ソフトバンクのビジネス向けソリューション展示会「SoftBank World 2018」。展示会場ではハード、ソフト、システムサービスなどを、様々な企業が紹介していました。また、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資した企業も多数出展。その中からいくつかをピックアップしてご紹介します。

ソフトバンク

ソフトバンクは、街中やオフィスビルをイメージした空間の中で、同社が法人向けに提供する様々なサービス・ソリューションを紹介。店舗向けとして、PepperとRPA・IoT技術が連携し、接客や在庫確認、決済などをサポートする「ロボットストア」のデモンストレーションを実施しました。完全無人化された店舗で決済まで行える「スマートストア」も用意。このほか、次世代通信「5G」とIoTを組み合わせた交通、防災などにおける社会インフラの提案も行っていました。

「SoftBank World 2018」展示ブースで垣間見た、AIがつくりだす未来

日本マイクロソフト

日本マイクロソフトは、7月11日に国内発表した「Surface Go」をいち早く展示。発売日前ということもあり、多くのビジネスパーソンから注目を集めていました。ブース内に設けられたステージではデモが行われ、顔認証によるログオンやスタイラスを使用した手書きノート「eYACHO」の使い方を紹介。デバイスだけでなく、クラウドやワークプレイスを組み合わせることで、働き方改革に貢献することをアピールしました。

日本IBM

日本IBMはテクノロジー・プラットフォーム「Watson」を活用したソリューションを中心に展示。会場では、音声からリアルタイムでテキストを書き起こす「Speech to Text」と、テキストをリアルタイムで翻訳する「Langage Translator」を組み合わせた会議支援ソリューション「AI Minutes for Enterprise」のデモが行われました。多言語によるビデオ会議をPC上で実現できます。

日本HP

日本HPが展示していたウェアラブルVRワークステーション「HP Z VR Backpack」。VRマシン本体をハーネスに固定して背負えるようにし、ヘッドマウントディスプレイをVRマシンに接続することで、ケーブルに制限されずにVR空間を移動できます。付属のバッテリーパックで約30分~1時間の使用が可能。車や建築物といった大きなもののデザインや、建築現場における施工のシミュレーション、医療訓練など、プロ向けの用途を想定しているそう。もちろん、VRゲームで制限なく動き回って楽しむこともできますが、それだけのために購入するには値が張ります。価格は56万円(税別)から。

DiDiモビリティジャパン

ソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資するライドシェア企業DiDi(滴滴出行)が、DiDiモビリティジャパンとして日本に進出。まずはタクシー会社との協業からスタートします。AIによる分析・予測テクノロジーを活用し、ドライバー向けアプリと管理コンソールによって配車を最適化、稼働率の向上を目指します。また、乗客用アプリでは配車依頼だけでなく、アプリ内決済にも対応。様々なタクシー事業者が参加できる、オープンなプラットフォーム構築を目指すとしています。

Mapbox

ソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資するMapbox。アプリやシステム開発者向けに、地図やナビゲーションのAPIを提供する企業です。APIを提供するだけでなく、ユーザーが実際に移動した位置やタイムスタンプのフィードバックを受け、AIがルート検索やナビゲーションへリアルタイムに道の状況を反映。SNSアプリ「Snapchat」内の機能「Snap Map」や、天気予報アプリ「The Weather Channel」といったコンシューマー向けアプリのほか、流通業や自動運転、あるいはインフラ整備などにも役立てられています。

WeWork

コワーキングスペースを提供するWeWorkもソフトバンク・ビジョン・ファンド出資企業。スタートアップ企業からAmazonやマイクロソフトといった巨大企業まで、多くの企業が利用しており、あらゆる規模のビジネスに対応する「オフィスに必要なもの全部込み」のサービスで注目されています。世界各国で拠点を増やす中、2018年2月にはとうとう日本に上陸。六本木、銀座、新橋など、2018年7月20日現在は都内に5つの拠点があり、間もなく原宿にも新規オープン。さらに横浜・大阪・福岡にも進出予定と、大変な勢いで拡大中です。