5Gの時代ではありますが。
AT&Tは3Gサービスの終了を以前から宣言する一方、Verizon(ベライゾン)は3G終了のスケジュールを期限を定めず延期すると発表しました。
VerizonのスポークスパーソンのKevin King(ケビン・キング)氏はLight Readingに対し、同社の3Gネットワークは「現時点ではシャットダウンする計画はなく、我々は顧客と協力して新しいテクノロジーへと移行します」と語っています。
Verizonは2018年に新規の3G回線の新規受付を終了するのに続き、2019年末には3Gネットワークの一部を停止する計画でした。その後、同社は2020年末まで3Gネットワークの停止を後送りしましたが、そのスケジュールはさらに遅れることになります。
Statistaによると、3Gネットワークを利用しているのはユーザーのうちの約5%だけですが、問題はその顧客が遠隔地に住んでおり、古い3Gネットワークに頼っていることです。キャリアが4G LTEと5Gネットワークを拡大し続ける中、多くのキャリアは3Gに割り当てられた帯域をより高速な4Gと5Gに割り当てようとしています。最近T-Mobile(Tモバイル)は、新規回線の契約には「VoLTEのアクティベーションが必要になる」と発表しました。
遅れているベライゾンの3Gネットワークのシャットダウンですが、間違いなくいずれ実現することでしょう。また、Tモバイルも同じ方向に向かっており、3Gネットワークの具体的な時期は明かしていませんが「今後数年のうちに」実施するとしています。一方で、AT&Tも3Gの終了時期を最近延期しましたが、現時点では2022年初頭の終了を予定しています。
なお日本経済新聞によれば、NTTドコモは2026年3月末に、KDDIは2022年3月末に、そしてソフトバンクは2024年1月下旬に3Gネットワークを終了すると発表しています。3Gの終了によりさらに5Gへと資源を集中できるので、日本でもアメリカと同じように5Gネットワークの加速が期待できそうですよ!
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