滑らかさと画質を両立してみたよ。240Hz駆動で解像度1440pのIPSモニタ「Spectrum」

沿って : Ilikephone / On : 12/08/2022

実にいいスペック。

以前にはタブレットPCのクラウドファンディングを成功させたEveが、新たに世界初のクラウドファンディングにて開発されるモニタ「Spectrum」を発表しました。

Spectrumの特徴は、ゲーミングモニタとアーティストやコンテンツクリエーター用モニタを合体させている点。27インチのSpectrumはLGのゲーミングディスプレイ「UltraGear 27GL850-B」と同等のIPSパネルを採用していますが、スペックの微調整により3種類のバージョンが存在します。

スペック

まず、350ドル(約3万8000円)の基本モデルでは、解像度1440p(2560x1440)/27インチ/応答速度1ms/144Hz駆動/HDR 400対応(輝度450ニト)/DCI-P3 98%をカバー。そして400ドル(約4万4000円)のモデルでは、リフレッシュレートが240Hz/HDR 600(輝度750ニト)に。最後に590ドル(6万4000円)のモデルでは、4K解像度/144Hz/輝度750ニトというスペックを実現しているのです。

滑らかさと画質を両立してみたよ。240Hz駆動で解像度1440pのIPSモニタ「Spectrum」

どのモデルもNvidiaのG-Syncと互換性があり、またAMDのFreeSync 2にも対応しています。本体にはUSBハブが内蔵され、USB-Cポート(100WまでのUSB PD対応)が2個、DisplayPortが2個、HDMIポートが1個、USB-Aポートが3個、イヤホンジャックがあり、またデータ用のUSB-Bポートも存在します。

Spectrumは一見安く見えるのですが、実はスタンドは別売り(100ドル:約1万1000円)なのは気をつけたいところ。また上記の価格は早期支援者向けで、2020年第3/第4四半期(7月〜12月)に近づくにつれ、最終価格は上昇するでしょう。

以前のプロダクト開発では大きな遅延が発生したメーカー

Spectrumのデザインについては5つの候補からユーザーが投票し、「Bloxy」と「Blade」の中間のものが採用されました。なお、Spectrumのスキンも今後開発されるそうです。

なお、タブレットPCの「Eve V」の開発にあたってはかなりの遅れが発生し、配送まで1年以上も待つ人がいました。Spectrumも実に魅力的なのですが、このようなリスクが存在することは頭の隅に置いておかなければならないでしょう。

Spectrumの予約注文は本日から始まり、出荷は今年後半になる予定です。また、出荷は350ドル/144Hzのベースモデル、240Hz駆動のモデル、そして4Kモデルという順番となります。