Palm Pre 米Palmは1月8日、携帯電話向け新OS「Palm webOS」と同OS搭載の携帯電話「Palm Pre」を発表した。Pam PreはSprintが2009年前半に独占的に提供開始する予定という。
Palm webOSの主要機能である「Palm Synergy」は、複数のソースから情報を収集し、webOS搭載の携帯電話上で閲覧できるようにする。例えば、Outlook、Google、Facebookのアドレス帳で同じ連絡先が重複している場合、Palm Synergyは自動的にそれを識別し、重複させずに1つだけ表示する。またwebOS携帯で連絡先をアップデートすると、複数のアカウントにある同一の連絡先にも反映される。複数のカレンダーを1つの画面に重ねて並べることも、1度に1つずつ閲覧することもできる。
また、同じ相手とのテキストメッセージやIMを含むすべてのやり取りを、チャット式のビューでまとめて見ることができる。連絡先から作成した友だちリストの誰が現在アクティブな状態であるかもひとめで分かる。
複数のアプリケーションを同時に動かすことが可能。マルチタッチインタフェースの採用で、ドラッグ&ドロップによるレイアウトの変更や操作が簡単に行えるという。
Palm Preは、スライド式のQWERTYキーボード、解像度320×480ピクセルの3.1インチHVGAタッチスクリーン式ディスプレイ、GPS機能、300万画素のカメラを搭載し、Wi-Fi 802.11 b/gに対応。メールはOutlook EAS、POP3、IMAPを、メッセージングはIM、SMS、MMSをサポートする。通話時に電話を耳に近づけると、センサーで感知してタッチスクリーン機能をオフにする機能も備える。重さは135グラムで、サイズは59.57×100.53×16.95ミリ。
またサードパーティーの開発者向けに、webOS向けアプリリケーション開発ツール「Palm Mojo Application Framework」と「Palm Mojo SDK」の提供を開始した。サードパーティーはソフトウェアをPalmのアプリケーションストアで公開できるようになるとしている。
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