「PriScVista」v3.0
軽量ながらウィンドウの範囲を正確に認識して撮影が行えるスクリーンショット撮影ツール「PriScVista」v3.0が、10月15日に公開された。Windows Vista/7/8/10/11に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
Windows Vistaが登場した際に、ウィンドウの大きなデザイン変更が行われたため、従来のスクショ撮影ツールでは正確にウィンドウの範囲を認識できなくなった中で登場したのが「PriScVista」だ。Windows Vistaの四隅が丸くなったウィンドウの範囲を正確に認識し、半透明のツールバーなどには指定色のベタを敷いて背景が透けないようにするというひと手間をかけ、きれいにスクリーンショットを撮影できるのが、画期的だった。
その後、Windows 7→8→10とOSが進化するたびに新しいウィンドウのデザインに対応し、常に正確できれいなウィンドウの撮影ができるツールとしてバージョンアップが重ねられている。また、ディスプレイの高解像度化にも追随し、OSの機能で拡大されたウィンドウでも正確にウィンドウ範囲を認識できた。
関連記事
画面キャプチャーソフト「PriScVista」がWindows 10に対応、スケーリングに合わせた画像縮小が可能に
Aero対応スクリーンショット撮影ソフト「PriScVista」がWindows 7/8に仮対応
カーソルや影を含めるかどうかを選択できるなどをタスクトレイからすばやく切り替えられる点もありがたい。ウィンドウのパーツ別にスクショ撮影を行ったり、前回撮影した範囲を再び撮影したり、複数のウィンドウを指定して撮影するといった痒い所に手が届く機能も備えている。
最新版のv3.0では、Windows 11に対応。四隅の角丸の部分も影や背景を除去して撮影できるようになった。DLLなどを含めても容量が5MB以下と軽量で、起動も早いのでWindows 11に常備しておいても損はないだろう。
[PrintScreen]キーによるOS標準機能で撮影したWindows 11のウィンドウ(画像は拡大したもの)「PriScVista」v3.0で撮影したWindows 11のウィンドウ(画像は拡大したもの)