カワサキモータースは、『W800』シリーズなど4車種について、電気配線お不具合によりホーンが鳴らなくなるおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
対象となるのは、『W800』、『W800ストリート』、『W800カフェ』、『メグロK3』の4車種で、2019年2月21日~2022年2月10日に製造された3979台。
対象車両はホーンおよびブラケット等の耐振性が不足しているため、特定のエンジン回転領域で発生する車体振動により、電気配線の端子部に負荷がかかり、き裂が生じることがある。そのため、そのまま使用を続けると配線が断線しホーンが作動しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、ホーンおよびブラケット等を対策品に交換するとともに、使用過程車については、電気配線も補修用ハーネスを用いて修理する。なお、補修用ハーネスの準備に時間を要することから、供給準備が整うまでは乗車前点検の実施を使用者に周知し、ホーンが作動しない場合は暫定措置として電気配線を修理する。
不具合は21件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。