運動不足を可視化! このままではマズイと思わせてくれるスマートウォッチ「Amazfit GTR 3 Pro」で迎える旧正月(1/4 ページ)

沿って : Ilikephone / On : 24/03/2022

 2年近い在宅ワーク生活に加え、この正月休みで体がすっかりなまってしまった、緩んでしまったという人はいないだろうか。

 問いかけるまでもなく、筆者がそれに当てはまる。というのも、2019年までは、1年の半分はイベントやインタビューといった取材で外に出かけていたが、コロナ禍に突入してからというもの、ほぼ家から出ない日が続いているからだ。

 結婚してから太ったのかな、と考えていたのだが、SNSで「n年前の今日」の写真が上がってくるのを見るに、少なくとも2年前はもう少しシュッとしていた。これは看過できない事態だ。

 ただ、やみくもに体を動かしても、成果がないと、すぐにあきらめてしまう性格なので、“動いた”という証を可視化することが筆者にとっては重要になる。にもかかわらず、レコーディングダイエットでは、記録するのが面倒で長続きしない。運動を自動検知して、自動的に記録してくれないと駄目なのだ。

 そのようなニーズに最適なのが、アクティビティをトラッキングしてくれるスマートウォッチである。世の中には多彩な製品が出ており、どのモデルを選ぼうかと考えていたところ、編集部から「良さげなスマートウォッチがありますぜ」と声をかけてもらった。この「Amazfit GTR 3 Pro」(アマズフィット ジーティーアール スリー プロ)をしばらく使うことになったので、そこで気がついたことをお届けしたい。

Amazfitのスマートウォッチシリーズで最上位モデルとなる「GTR 3 Pro」。ブラウンレザー(左)とインフィニットブラック(右)が用意される

大型で見やすい有機ELディスプレイを採用

 Amazfitは、Xiaomi(シャオミ)と提携してXiaomiブランドで製品を展開している、Zepp Health(旧HUAMI)が販売しているブランドだ。スマートウォッチの他、イヤフォン、体組成計などのヘルスケア製品を多数用意する。

 Amazfit製品が搭載するウェアラブルOSは「Zepp OS」(ゼップオーエス)だ。2014年以降、同社は1億台以上のウェアラブルデバイスを出荷しており、それらは1200億時間分の心拍数、151兆歩の歩数など膨大な量のデータを集積しているという。そして、スタンフォード大学や北京大学第一医院、ノルウェー科学技術大学などと提携して、健康管理についての研究も行っているそうだ。

 つまり、“Amazfit”や“HUAMI”といったブランドやメーカー名に聞き覚えなのい人が多いとしても、決してポッと出などではなく、実績のある企業だというわけだ。

同社のスマートウォッチのラインアップ。2021年第3四半期の出荷台数が、世界シェア3位となったときのプレスリリースより。このときだけで990万台を出荷しており、同年の第1四半期には世界シェア4位だったという

 そんなAmazfitブランドが2021年に発売したGTR 3 Proは、GTRシリーズの中でもハイエンドモデルにあたる。となると「でも、お高いんでしょう?」と聞きたくなるが、Amazfit オンライン販売価格は税込み3万9800円と、Apple Watchの最安モデル(アルミニウムケース/41mm/GPSモデル)より9000円も安価だ。

 では、機能性が劣るのか、というとそういうわけでもなさそうだ。

 まず外観から見ていくと、角の丸いスクエアタイプのスマートウォッチが多い中で、Amazfit GTR 3 Proは円形をしている。一般的なアナログウォッチに寄せたデザインだ。ボディーの材質はアルミニウム合金で質感も高く、1.45型で480×480ピクセルの画面解像度、331ppiのULTRA HD AMOLEDディスプレイを採用する。傷がつきにくく、指紋汚れも付着しづらいコーディングを施した強化ガラスで覆われおり、タッチ操作も可能だ。

 ボディーサイズは直径が約49mm、厚さが約10.7mmで、革製のバンド幅は約22mmある。バンド込みの重量は約44g(時計単体は約33g)とApple Watchに比べてやや重いが、実際に装着していてもそれほど差は感じない。5気圧の防水機能(50メートルの深さに相当する圧力に最大10分間耐えられる)を備えている。

アクティブマトリックス式の有機ELは、発色も良く見やすい。円形のフェイスは、より一般的な時計っぽい。フェイスデザインをストアで入手して変更することもできる以前使っていたサムスン電子ジャパンの「Galaxy Gear S3」(右)との厚みの比較。わずかな差だが、腕に着けているとその違いが分かる

 スマホとの接続はBluetooth 5.0、Wi-Fiは2.4GHz帯に対応する。位置情報取得には、GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSSを用いるため、世界中どこにいても(地下などを除き)ほぼ死角はないだろう。

 続いて、豊富な機能を見ていこう。

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