周囲の街並みとはガラリと印象が変わる、緑に囲まれたシックなエントランス
東京・秋葉原にある「NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO」(以下、ノーガホテル秋葉原)は、1月27日よりeスポーツを体験できるゲーミングルームの提供を開始しました。【写真】214,225円の「エンボディゲーミングチェア」に座りますゲーミングルームには、GALLERIAのハイエンドゲーミングPCをはじめ、ロジクールGの最新ゲーミングデバイス、ハーマンミラー X ロジクールGの高級ゲーミングチェアなど、ハイグレードなゲーム環境が完備されています。今回は、実際にゲーミングルームへの宿泊を体験できたので、その模様をお届けします。秋葉原のイメージをくつがえす、おしゃれで落ち着いた空間ノーガホテル秋葉原は、2020年9月にオープンした「地域との深いつながりから生まれる経験」をコンセプトとするホテル。「音楽とアートと食」を体験の核として、こだわり抜かれた空間づくりが行われています。そして、秋葉原はゲーミングパソコン専門店やeスポーツ体験施設など、数多くのeスポーツ関連店舗が集まっている街でもあることから、周辺のeスポーツ関連企業と連携し、新たにゲーミングルームを導入するに至ったのだそう。ノーガホテル秋葉原は、メトロ末広町駅から徒歩4分、JR秋葉原駅から徒歩6分に位置します。駅から近くアクセスの良い立地でありながら、ホテルに到着すると「こんなにおしゃれな空間が秋葉原にあったなんて……!」と思わず驚いてしまうほど、周囲の街並みとは一変して落ち着いた雰囲気です。まるで秘密基地! 心が躍るゲーミングルームゲーミングルームは、1泊12,000円~の「ゲーミングバング」と1泊18,000円~の「ゲーミングツイン」の2種類。食事代は別で、1室2名まで利用可能です。今回、私が宿泊したのは「ゲーミングバング」。どちらの部屋も、PCやデバイスは同じものが用意されています。室内を見渡すと、とにかくデバイスの充実度が素晴らしく、しかもなかなか気軽には買えない価格帯のハイエンドなデバイスばかり。「あれもこれも試してみたい!」という期待感で、とてもテンションが上がります。また、ゲーミングルームといっても、ギラギラとした非日常的な空間が演出されているわけではなく、リラックスして過ごせる落ち着いた空間になっているところも印象的です。20万超えの高級チェアに座って、デバイスを試しまくる!ひと通り室内を眺めたところで、まずは20万円を超える高級ゲーミングチェア、ハーマンミラー X ロジクールGの「エンボディゲーミングチェア」に腰掛けます。「エンボディゲーミングチェア」は、身体に合わせて調節できる箇所が多数あり、しっかりと自分に合わせて調節すると、驚くほどのフィット感。長時間の利用でも疲れない座り心地を、ゲーミングルームなら一晩かけて体感できます。宿泊の前にも一度試座していたのですが、そのときは靴を履いたままだったので、素足で座ってみると全然感覚が違いました。ゲーミングルームでは、ラフな部屋着で座れることも含め、自宅とかなり近い環境で体験できるのはメリットの1つでしょう。室内に用意されたデバイスはすべて、PCのデスクトップにある「デバイスリスト」にまとめられており、リンクから公式サイトや説明書などにアクセスできるようになっていました。ゲーミングチェアの調節方法を解説する動画も、リスト内にリンクが記載されています。続いては、使ってみたいデバイスをひと通りセット。マウスは「G PRO」(15,620円)、ヘッドセットは「PRO X WIRELESS LIGHTSPEED」(24,970円)、キーボードは「G913TKL」(30,250円)と、3つそろえれば総額7万円という環境で『VALORANT』をプレイします。やはりプロ仕様のデバイスは、使い心地抜群。実際にしばらくゲームをしていると、軽くてすべりの良いマウスならではの滑らかにエイムできる感覚や、長時間使用することを想定して作られたヘッドセットの耳への負担のなさなど、店頭で触っただけではわからなかった良さも体感できました。ちなみに、キーボードは私自身がもともと愛用しているもので、ゲームにも仕事にも使えるうえに手が疲れにくく、とても気に入っています。長時間使ったときにストレスを感じにくいかどうかは重要なポイントなので、デバイスを体験するにあたって、この上ない環境だと言えるでしょう。続いて、デバイスを入れ替えて、『ストリートファイターⅤ』をアーケードコントローラーでプレイします。「HORI ファイティングエッジ刃」は、アルミ天板でずっしりと高級感のあるデザイン。私はパッドでしか格闘ゲームをしたことがなかったので、人生初のアーケードコントローラーでのプレイを楽しみました。また、ハンドルコントローラーも体験するため、ホイール「G923」とシフトレバー「DRIVING FORCE SHIFTER」をセットし、レーシングゲームの『Assetto Corsa Competizione』をプレイしてみます。こちらも初めて触れましたが、ハンドルに伝わってくるエンジンの振動や路面の感覚などがあまりにリアルで、臨場感に驚かされました。あれこれデバイスを試そうとすると、設定に時間を取られてしまうのではないかと懸念していたのですが、実際にはほとんどつなぐだけでOK。ハンドルコントローラーは複雑で少々手間取ったものの、説明を見ながら無事セッティングできました。なお、どのゲームも自分のアカウントでログインしてプレイします。そのため、例えばPCにはレーシングゲームの『Assetto Corsa Competizione』がダウンロードされていますが、有料ゲームなので、所持していなければ自身のSteamアカウントで購入する必要があります。プレイしたいゲームがある場合は、事前に調べておくとスムーズでしょう。PCには、下記のゲームがあらかじめダウンロードされていました。これ以外のゲームをダウンロードしてプレイすることも可能です。・Apex Legends・Fortnite・Shadowverse・PUBG: BATTLEGROUNDS・League of Legends・Rocket League・スーパーボンバーマンR オンライン・ストリートファイターⅤ・ぷよぷよeスポーツ・Fall Guys: Ultimate Knockout・Assetto Corsa Competizione・VALORANT・Overwatch・Call of Duty: Modern Warfareディナー&朝食で、こだわりの食事も楽しめるノーガホテル秋葉原では、ゲーミングルームでの宿泊だけでなく、こだわりの食事を楽しむこともできます。ホテル1階にあるレストラン「PIZZERIA & BAR NOHGA」は、スパニッシュイタリアンをテーマとするオールデイダイニング。ナポリから輸入した薪窯で焼き上げるピッツァなど、本格的なメニューが多数そろいます。今回のディナーでは、レストランのイチ押しメニューをいただきました。まずは、自家製で約1カ月かけてつくられ、レモンの酸味と苦味をじっくり味わえる「ノーガレモンサワー」から。また、日本の食材を活かした独自のメニューが多数あり、「鯖のブルスケッタ」や「パテ・ド・軍鶏」では、初めて食べる美味しさに出会えました。そして、目玉のピッツァは「マルゲリータ」と「イチゴルゴン」のMETA META(ハーフ&ハーフ)をオーダー。王道の「マルゲリータ」では、薪窯で焼くピッツァならではの風味を味わい、イチゴとピスタチオが乗ったチーズベースの「イチゴルゴン」は、たっぷり蜂蜜をかけて甘くデザートのようにいただきました。料理が運ばれてくるたびに、とても気さくな店員さんたちが、料理やお酒のこだわりを丁寧に教えてくださり、楽しみながら食事することができました。レストランはホテルに宿泊していなくても利用することができるので、秋葉原でおしゃれなディナーができるお店を探している方にもオススメです。朝食のメニューは、薪窯で焼き上げる出来たてのフォカッチャをメインとするモーニングプレート。ふわふわの大きなフォカッチャに具材を挟んで、美味しくいただきます。セットになっているエッグメニューでは、5種類の中から好きな卵料理を選ぶことができます。飲み物はおかわり自由。優雅な朝食を楽しみながら、ゆっくりとチェックアウトまでの時間を過ごしました。テラスなどのスペースを活かしたイベントの開催もホテルのフロントがある2階には、テラスやスタジオなどのスペースもあり、今後はこうした場所を活かしたイベントやパブリックビューイングなどの開催も予定されているそうです。また、実はノーガホテル秋葉原は、eスポーツチーム「ZETA DIVISION」の動画撮影にも使われています。テラスやスタジオでは、VALORANT部門が出演するトーク動画が撮影されており、ファンにとっては見覚えがあるかもしれません。先日「ZETA DIVISION」への加入を発表したストリーマーta1yoさんの動画は、客室やレストランなど、ホテル内のさまざまな空間を活かして撮影されています。ホテルの雰囲気が伝わる動画になっていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。都心にいながら日常から離れる“リフレッシュ泊”にもゲーミングルームでの1泊は本当にあっという間で、居心地の良い空間でリラックスしながら、好きなだけゲームを楽しむ至福の時間を過ごすことができました。直近は遠出しにくい状況が続いていますが、都心にいながらも日常から離れて過ごす、“リフレッシュ泊”としても存分に楽しめます。また、ノーガホテル秋葉原では、各部屋に音質にこだわったスピーカーが設置されているため、音楽を楽しむためにオンラインライブやDVDの発売に合わせて宿泊する人もいるのだそう。同様に、客室のスピーカーと大きな画面を活かして、友人と一緒にeスポーツ大会を観戦するといった楽しみ方もできるかもしれません。滞在している間は、秋葉原にいることをすっかり忘れてしまうような空間でしたが、ホテルを一歩出れば、すぐそこは秋葉原の街。駅に向かう間にも、ゲーミングデバイスを豊富に扱うショップが多数立ち並んでいるので、ゲーミングルームで試して気に入ったデバイスがあれば、そのまま帰り道に買って帰るのもいいでしょう。今後も新製品を体験できるよう、ゲーミングルームのデバイスラインアップは随時更新されていく予定とのこと。さまざまなデバイスを体験したい人はもちろんのこと、少し日常から離れてリフレッシュしたい人も、ノーガホテル秋葉原のこだわり抜かれた空間で、ぜひゲームづくしの一晩を過ごしてみてください。
綾本ゆかり
最終更新:マイナビニュース