LGの48型4Kテレビ「OLED 48CXPJA」
前々回の連載で“PS5やXbox Series X/Sに最適なテレビ選び”を解説したが、この中で最新ゲーム機の性能をフルに活かすためには、テレビが「4K/120fps入力」(倍速駆動とは別)、「VRR」(Variable Refresh Rate)、「ALLM」(Auto Low Latency Mode)、「HDR/WCG」に対応しているのが望ましいと記した。
しかし、2020年12月時点で、これらの要素を全て満たす日本メーカーのテレビは1機種もないことが判明。逆に、これら全要素に対応していたのが、LGの液晶・有機ELテレビだった。
この事実には、筆者自身も驚いたわけだが、読者諸氏も同様だったようだ。この記事、掲載後に相当数寄せられたのが「2020年発売のLGテレビを大画面☆マニアで取り上げて欲しい」という要望だった。しかし、LGは予想以上にテレビが売れているらしく「すぐに評価機を用意できない」とのことで、少々遅くなってしまった。
今回取り上げるのは、4K有機ELのスタンダードである「CX」シリーズの48型「OLED 48CXPJA」である。実勢価格は約16万円前後。有機ELテレビの中では、最も求めやすいモデルのうちの1つだ。
CXシリーズは、77型から48型まで全4サイズをラインナップする